146)自動車保険100周年!
- 2014年2月14日
- 社会・雑学
今日は、バレンタインデー!
例年どおり、妻と娘達からは「家族チョコ」を貰えるのだろうか?
……なんて気になるところだが(笑)、今回は、その話題ではなく、自動
車保険の話。
1914年2月14日。
この日、東京海上保険株式会社(現在の東京海上日動火災保険株式会社)
が、日本で初めて自動車保険を発売し始め、今日で、ちょうど100周年!な
んだそうだ。
1914年(大正3年)当時の日本というと、日本全国でも1000台ほど
の自動車しか走っていなかったという時代。
そんな「のどかな」時代に、将来の爆発的なモータリゼーションを的確に予
測し、自動車保険を他社に先駆けて発売するなんて、その先見の明たるや、素
晴らしい!の一言に尽きる。
今や、自動車保険に加入することは、ドライバーの「最低限のマナー」だも
んね。
もっとも、この最低限のマナーを守らない輩がたまにいるから、本当に可哀
想で悲惨な被害者の御相談にのることが少なくないんだけど…。
その東京海上保険は、その後、東京海上火災保険に商号変更し、1944年
に明治火災保険・三菱海上火災保険を吸収合併し、2004年には日動火災海
上保険と合併して、現在の東京海上日動火災保険となった。
私は、平成9年の弁護士登録以来、東京海上日動火災保険との「御縁」を頂
戴し、同社の顧問弁護士として、今でも交通事故案件を中心に事案対応させて
頂いている。
また、大変有り難いことに、同社とのお付き合いを契機にして、同社の保険
代理店の方々とも親交を深めさせて頂いている。
交通事故案件というのは、とても単純なようで、なかなか奥の深~いもので
あり、高度な専門的知見なしには到底対応できない案件が実に多い。
例えば、事故態様において見解の相違がある場合、車両同士の衝突部位・形
状から事故態様を推測しようとすれば、工学的知見が必要不可欠となる。
また、人身事故において、被害者の傷病や後遺症の内容を精査するには、医
学的知見が必要不可欠となる。
さらに、事故によって自営業者が休業を余儀なくされた場合、その実質的な
休業損害を的確に把握するには、経営学や会計学に関する専門的知見が必要不
可欠となる。
そして、法的紛争の最終形は「訴訟=裁判」なのであるから、当然ながら、
法律に関する専門的知見も必要不可欠である。
そこで、東京海上日動は、工学的知識を有する専門スタッフ(アジャスター
と呼ばれる)をはじめ、顧問弁護士・顧問医・顧問税理士といった外部ブレー
ンをシッカリと抱えているのだ。
その点も、同社が高い「事案解決力」を有する所以となっている。
昨年7月時のデータでは、東京海上日動の顧問弁護士は、日本全国で455
名に及ぶそうだが、私もその中の1人にカウントして頂いていること自体、と
ても光栄なことである。
弁護士に限らず、士業のごとき専門職は、<知識・経験・人脈>の3つが財
産であり、クライアントから依頼を頂戴する源泉でもある。
どんな方々と巡り逢えるか、そして、どんな案件を担当させて頂くかによっ
て、弁護士の知識・経験・人脈にも大きな差が生じ得よう。
私の場合、お陰様で、交通事故案件については、それなりに弁護士としての
専門性が確立できたように思う。
その意味で、東京海上日動という保険会社や同社の保険代理店と巡り逢えた
こと自体、私にとっては、大きな大きな財産となった。
今後は、この「人脈」を益々強化・拡大させて頂き、弁護士としての専門性
に更に磨きをかけていけたら最高だねえ。
そして、人脈という点で言えば、中小企業診断士のネットワークも非常に有
り難いもので、このネットワークもドンドン強化・拡大していきたいものだ。
平成26年度は、三重弁護士会会長という重大な公職を賜ったので、まずは
シッカリと「御奉公」に専念しつつ、平成27年度以降は、本来の弁護士業務
にシフトチェンジして、ガンガン攻めていけたらなあと思う次第。
そうそう、富士山旅行での重大な決意=会長選立候補ということでした。