195)肉を喰らう!
- 2015年9月23日
- 社会・雑学
シルバーウィークも、もうすぐ終わり。
次のシルバーウィーク(5連休)は、何と11年後の2026年。
で、ちょっとは、この貴重な連休を有意義に過ごさねば!
ということで、どうしたものか?と思っていたら、妻が「肉フェス」なるものを発見。
開催場所は、三重県長島町の「ナガシマリゾート」。
東海地方で初の肉フェスなんだそうだ。
ちょうど、9月22日は「喰う夫婦の日」(笑)とのことで、
二人で、「肉を喰らう!」デートに行くこととなった。
我が家は、今回は、家族旅行などの企画は無く、家族それぞれが自由な休日。
パパ・ママのデートの前日は下の子がデート、その前日は上の子がデート、
とまあ、「リア充」家族なんだよねえ(笑)。
さて、その「肉フェス」だが、結局、全部で7種類の肉を堪能!
ホントに、どれも美味しく、大・大満足であった。
唯一の心残りと言えば、大人気の「飲めるハンバーグ」が、我々の3組前で完売になってしまったことくらいか…。
そして、ちょっと想定外のラッキーなこともあった。
この日、野外ステージでは、三重県出身の3組のアーティストが「三重唱」と題して、バンド演奏を繰り広げていたのだが、そのトリを飾っていたのが「うたまろ」だったのだ。
御存知の方も多かろうが、「うたまろ」は、2002年に結成された三重県津市出身のフォーク・デュオ(2人組)で、2006年にはメジャー・デビューも果たしている実力派だ。
実は、2人とも我が子の高校の先輩であり、1人は、私の先輩弁護士の御子息でもあるのだ。
そんな訳で、この2人の成功を応援していただけに、思わぬ所でライブ演奏を聴けたことは、ホントにラッキーであったし、感慨一入であった。
いやあ、なかなか、「舌」にも「耳」にも、心地よい一日だったねえ。
ところで、私は、今、とっても地味~にダイエットをしている。
ストレス度とデブ度が、ほぼ比例してしまう私の場合、昨年の会長任期中にブクブクと太ってしまったので、健康のためにも、少しスリム化せねば!と感じていたのだ。
いやいや、そんなヤツが、「肉フェス」なんか行くんじゃねえ!
との声も聞こえてきそうだが、
今、私がやっているのは、「肉は食い放題」という有り難いダイエットなんだよねえ。
その名は、「ロカボ」ダイエット。
要は、低糖質(ロー・カーボーハイドレート)ダイエットのことで、
1日に摂取する糖質量を130g以下に抑えるというもの。
ブームになった「炭水化物(糖質)抜き」ダイエットとは、ちょいと違う。
完全に糖質をカットしてしまうと、やはりダメらしい。
糖質摂取量が一食20gを下回ると、「コレステロールが上がってしまう」とか「元気な活動ができなくなる」といった悪影響が出てしまうのだそうだ。
だから、毎食、最低でも20gの糖質は摂取すべし!ということ。
ロカボでは、1食での糖質摂取量を40g程度にするワケだが、
大凡の目安は、ごはん=0.7膳、おにぎり=1個、寿司=5貫、うどん=0.7玉、食パン(6枚切)=1.5枚といった感じ。
まあ、確かに、物足りないのだが、完全に「抜く」ワケじゃないので、何とかなる。
そして、ロカボの良いところは、何と言っても、糖質以外は「無制限」ということ。
よって、糖質以外で、満腹感を味わってしまえば、何も辛くはない。
何故、糖質だけを制限するのか?というと、
糖質は、「血糖値を急上昇」させてしまうからなのだ。
血糖値が急上昇すると、「インスリン」が大量に分泌される。
インスリンは、「栄養素を脂肪として貯め込む」働きがあるので、食べた栄養素がドンドン脂肪として蓄積されてしまうのだそうだ。
そして、インスリンは、「栄養素の消費を抑える」働きもあるので、インスリンが大量に存在すると、食後に運動しても、栄養素が十分に消費されないという弊害が生じるのだとか。
さらに、血糖値が急上昇するということは、その後に「急降下」するということでもある。
血糖値が急降下すると、脳が「強い空腹感」を感じ、また「ドカ食い」してしまうことになるというワケ。
血糖値の急上昇という観点からは、「食べる速さ」も「食べる順番」も、とっても重要。
当然、ゆっくり食べれば、血糖値もゆっくり上昇するし、
血糖値が上がりにくい栄養素から順番に摂取していけば、血糖値急上昇は防止できる。
食べる順番としては、下記のとおりがよい。
1)食物繊維
2)脂質
3)タンパク質
4)糖質
で、偉そうに御託を並べている私の「成果」はどうなの?ということなのだが、
まあ、見た目には「??」という感じかも知れない(笑)。
ただ、自分自身では、「確かな手応え」があるんだよねえ。
実際、体重も確実に減り続けているし。
一応、妻からも「お褒めの言葉」を頂戴している(笑)。
何年か前、3ヶ月で10kgの減量に成功したことがある。
この時は、夕食を「プロテイン飲料」に置き換えるという手法でダイエットした。
だが、減量を達成した後に待ち受けていたのは、見事なまでの「リバウンド」であった。
そう、達成感に浸ってしまって、生活習慣が完全に戻ってしまったのだ。
成功するダイエットというのは、「達成感なき」ダイエットなんだとか。
つまり、一大決心をして「修行」のごとくダイエットに取り組むのではなく、
ダイエットに結びつくようなライフ・スタイルを「習慣化」せよということなんだね。
ロカボは、何と言っても、「つらくない」ところが最高。
現在、ロカボに加えて、筋トレとウォーキングも併用している。
以前のダイエットでは、結構な速度でジョギングをしていたのだが、負荷をかけ過ぎると挫折しやすくなるし、達成感も大きくなってしまうので、今回は、敢えてウォーキングにとどめているというワケ。
ダイエットは、式にすると、次のとおり非常に単純。
《栄養摂取量》×《吸収率》-《運動消費量》-《基礎代謝量》
この式が「マイナス(赤字)」になれば、必ずダイエットは成功する。
吸収率を抑えるのがロカボ、運動消費量を上げるのがウォーキング、基礎代謝量を上げるのが筋トレ。
ロカボでは、栄養摂取量自体は制限しないので、何も辛くない。
従来のダイエットは、栄養摂取量自体を極端に抑えてしまうので、挫折しやすいのだ。
ちょいと話は脱線するが、企業経営も、ダイエットの式と同じ。
《売上高》×《粗利益率》-《変動経費》-《固定経費》
ダイエットと違い、この式を「プラス(黒字)」にするための闘いが経営だ。
売上高が伸びないときの経営戦略は、ロカボに通じるものがあるよね。
さて、前回の反省も踏まえ、今回は、とにかく、
ゆっくり・ゆっくりと地味~にダイエットするのがテーマだ。
今のところ、ゆっくりだが、確実に、成果が出始めている。
と言っても、従来の「重度肥満」から「中度肥満」に移行しただけなんだけどね(笑)。
でも、何とか、今年中には「軽度肥満」となり、
来年には、夢の「標準」体型を目指したいっす!!
ところで、ロカボを始めてから、タンパク質を積極的に摂取するようになった。
肉・魚・乳製品・大豆製品などを、いくら食べてもよいというのは、ホントに嬉しい限りなのだが、中年にもなると「肉」を食べるのが辛くなったりもするんだよねえ。
老齢になっても健康でいるためには、タンパク質の摂取は必要不可欠だ。
テレビで紹介されるような元気なおじいちゃん・おばあちゃんは、みんな「肉」を毎日食べてるもんねえ。
何としても、このロカボを「習慣化」し、死ぬまで「肉喰う夫婦」でいたいもんす!