202)成功と幸福
- 2016年1月1日
- 人生・趣味
2016年のスタート!
今年は、いろんな意味で節目の年だね。
まずは、年男。いつの間にやら、48歳。
弁護士としては20年目で、夏には10年ぶりの記念同期会が開催される。
診断士としては6年目で、初の資格更新を迎える。
そして、上の子が、いよいよ大学受験生。
勉強そのものよりも、親としては、精神的なサポートが肝要かね。
それにしても、上の子が一人暮らしを始めることになれば、
家族4人での生活も、あと1年ちょっと、ということなんだよねえ。
そう思うと、今年は、ホントに貴重な1年だ。
そんなワケで、家族旅行も、今年はあまり行けそうもないから、
昨年末には、妻の父母も連れて、ちょっと豪華な北陸旅行を満喫してきた次第。
まあ、今年は、事あるごとに「家族」というものを再認識しそうな予感。
さて、元日らしく、1年の目標設定といきたいところだが、
今年は、何かを成し遂げるよりも、とにかく「家族の幸福」がテーマだね。
人生の2大テーマといえば、「成功と幸福」。
男性は成功を求め、女性は幸福を求める、とも言われる。
でも、成功と幸福って、異質なものだし、二者択一でもない。
成功=客観的評価で、幸福=主観的状態といったところかね。
世の中には、成功も幸福も手に入れている人がいれば、
十分に成功しているのに不幸な人もいる。
もちろん、まだ成功していなくても幸福な人もたくさんいる。
ただ、1つだけ言えるのは、
成功「だけ」を求める人は、一生、幸福にはなれないということ。
成功だけを求める人生は、永遠に成功というゴールに到達しないからだ。
成功するたびに、成功そのものが再定義されてしまい、
どこまで行っても、まだまだ「成功していない」と言い続け、
アッという間に、人生の終わりを迎える。
TED Conference という有名な講演会(ネットで視聴可)で、
ショーン・エイカーという人が、非常に興味深いプレゼンをしていた。
プレゼン・テーマは、「幸福と成功の意外な関係」だ。
内容を要約すれば、こんな感じ。
企業や学校で教えられる「一生懸命頑張れば成功できる。成功すれば幸福になれる。」という考え方自体が間違い。
成功の向こう側に幸福があると考える限り、いつまでも幸福にはなれない。
むしろ、幸福を感じるポジティブな脳を作り上げることで、成功も手に入れやすくなる。
つまり、幸福=主観的状態だから、何を幸福と感じるかは個人差が大きい。
どんなことにでも幸福を感じる脳を作り上げることができれば、
その人は、一生涯、ずーーっと「幸福」であり続ける。
そして、幸福を感じるポジティブな状態の脳は、31%(!)も生産性が高くなるそうだ。
結果、脳の知的活動がグーンとアップするので、仕事でも成功し易くなるというワケ。
このショーン・エイカーという人が推奨しているのが「幸せ日記」だ。
1日にあった「幸せだった」「ありがたかった」という出来事を3つ書く。
これを21日間続けることで、脳がポジティブ化するという魔法のような話。
私も、何年か前にこの話を聞き、早速、「幸せ日記」を実行してみた。
お陰で、私の脳は、かなりポジティブ化されていると実感している。
まあ、人間の脳というのは、元々はネガティブに作られている。
弱肉強食の自然界では、ネガティブであることが生き残る条件だからだ。
フランスの哲学者アランの「幸福論」には、こうある。
悲観は「気分」であり、楽観は「意志」である。
我が家でも、脳のポジティブ度は、4人ともバラバラ。
かなりネガティブな者もいるしね(笑)。
今年は、家族全員が、「意志」の力で「幸福」を満喫したいっす!!