144)幸せになるコツ
- 2014年1月1日
- 人生・趣味
2014年のスタート!
新年しょっぱなのブログは、新年らしく「幸せ」をテーマに。
幸せとは、辞書的な意味では、「心が満ち足りていて、楽しいさま。」ということ。
で、どんな時に、心がそんな状態になるかと言えば、
a)現在の人生が「満足感」で満たされているとき
b)将来の人生が「安心感」で満たされているとき
c)将来の人生が「期待感」で満たされているとき
といったところかねえ。
より具体的には、人生における「幸せ」とは、次の3つに尽きる気がする。
1)不自由なく食べていける幸せ(生活充足型幸福)
2)人とつながっている幸せ(関係充足型幸福)
3)自分を磨き、自分らしく生きる幸せ(自己充足型幸福)
マズローの欲求5段階説で言えば、
1)は、第1の生理的欲求(食べたい)と第2の安全欲求(安全を確保したい)に、
2)は、第3の親和欲求(愛されたい)と第4の承認欲求(認めてもらいたい)に、
3)は、第5の自己実現欲求(なれる最高の自分になりたい)に
それぞれ対応するのだろう。
日本国憲法25条では「生存権」が保障されているため、誰もが、「健康で文化的な最低限度の生活」を営む権利は保障されており、憲法の理念を具現化するものとして、「生活保護制度」が存在する。
したがって、日本においては、法制度における「建前」上は、1)を満たしていない人は、存在しないことになっている。
だが、日本国民で、今の人生に「幸せ」を感じていない人は多いはず。
人間というのは、マズローの欲求5段階説のとおり、低次の欲求が満たされると次の欲求がニョキニョキッと頭を持ち上げてきて、何とも言えない「欠乏感」に襲われてしまうんだよなあ…。
幸せというのは、要するに「心の充足感」だから、何らかの「欠乏感」があるということは、即ち、今の自分は「不幸せ」だと脳が思わず感じてしまうんだよねえ。
で、何が言いたいかというと、幸せというのは「自分の気持ち次第」なんだから、より「幸せを感じやすい人」こそが、幸せになりやすい人というワケ。
つまり、現在に「満足」しやすく、将来に「安心」と「期待」を抱きやすい人は、幸せになりやすいということ。
では、どういう人がそうなのか。
慶應義塾大学大学院の前野隆司教授は、その著書「幸せのメカニズム」(講談社現代新書)において、幸せになりやすい「4つの因子」があると説く。
その4つとは、
第1因子=「やってみよう!」因子(自己実現と成長の因子)
=自己肯定感が強く、自己実現と成長を実感しやすい人。
第2因子=「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)
=人に愛され、人を喜ばせるのが好きで、何にでも感謝しやすい人。
第3因子=「なんとかなる!」因子(前向きと楽観の因子)
=楽観的で、気持ちの切り替えが素早い人。
第4因子=「あなたらしく!」因子(独立とマイペースの因子)
=自分らしさを大切にし、他人と自分を比較しない人。
とのこと。
そう、現状に「感謝」(第2因子)し、他人と自分を「比較しない」(第4因子)人は、現在に「満足」しやすく、幸せになりやすい。
そして、将来に対して「楽観的」(第3因子)で、自己肯定感が強くて常に「成長」(第1因子)しようとする人は、将来に対して「安心」と「期待」を抱きやすやすく、幸せになりやすい。
ふむふむ。
いちいち、ごもっとだ。
前野教授の言葉を借用すれば、幸せになるコツは、
★ 今に「感謝」しつつ、「マイペース」で、「楽観的」に、自己「成長」を目指す!!
ということに尽きる。
前野教授が、この4つの因子を導き出したのは、多数の人を対象としたアンケート結果をコンピュータ分析した結果だそうだが、4つの因子「すべて」を満たしている人が、結局のところ「幸せ」だと感じるのだそうだ。
4つの因子のどれか1つでも欠けていると、主観的な「幸せ感」はグーンと下がってしまう、ということらしい。
ホントに「なるほど!」と思う結果だが、今年は、4つの因子すべてを高レベルで満たすことができるといいもんだね!
で、新年を迎えるにあたって、今年は、自分なりに重大な決意をしている。
昨年末、家族で「富士山」を満喫する旅行に出かけた。
その日、四日市は「大雪」だったのだが、富士山付近は、ものの見事に快晴で、それはそれは素晴らしい富士山を拝むことができた。
これまで3回、家族で富士山満喫ツアーをしてきたが、いずれも、新年にあたって、重大な決意をした時に富士山満喫ツアーをしてきた。
1回目は、中小企業診断士受験を決意した時。
2回目は、共同事務所から独立して新事務所開設を決意した時。
そして、3回目は、…………。(後日発表)
いやあ、何だか、富士山をジーッと見ていると、決意が固まって、意欲が湧いてくるんだよねえ。
昔から、富士山を御神体とした富士山信仰が盛んなんだけど、人々が思わず手を合わせてしまう気持ち、とってもよく分かるなあ。
さあて、今年は、午年!
馬車馬のごとく、決意も新たに、家族とともに「幸せ街道」を突っ走るかねえ!