229)手持ち2000時間
- 2017年1月1日
- 人生・趣味
いよいよ、2017年のスタート!
今年の元旦は、爆睡する下の子はそのままに、
大学受験を控えた上の子だけを連れ、家族3人で「初日の出」を拝んできた。
その後、近くの神社で、夫婦2人で「初詣」も済ませてきた。
まあ、どうってことない年始の行動だけど、
やっぱり、とっても心が洗われる感じで、いいもんだねえ。
今年も、ホントに、いい1年になりそうだ。
振り返れば、昨年は、例年にないくらい、多忙を極めた1年だった。
つくづく感じたのは、「時間の有難さ」だったね。
資本主義社会では、
人は、自分の時間を切り売りして、お金を稼ぎ、
そのお金で、また自分の時間を買うという営みを繰り返している。
つまり、労働者としては、時間を売り、
消費者としては、時間を買うというワケなのだが、
自営業(フリーランス)の場合、どうしても、
「売る時間」と「買う時間」の境界線が曖昧になってしまう。
仕事が忙しくなってくると、
「労働時間 < 仕事量」
という関係になってしまうので、どうしても、労働時間を延長しがち。
だが、本来、労働時間を延長するのは、最悪の選択なのである。
何よりも健康を損なうし、プライベートの楽しみも奪われ、
おまけに、仕事の効率も落ちてしまい、ミスも生まれやすくなる。
まあ、何一つ、良いことは無いということだね。
最善の選択は、「仕事の効率」を上げて、
単位時間当たりの仕事量を増やして、
「労働時間 = 仕事量」
に収め切ってしまうことだ。
これは、経験を重ね、工夫を凝らすことで、相当程度は実現できる。
私ですら、新人の頃と今とを比べれば、数倍は効率化されているはず。
でも、それが直ちに出来ないならば、次善の策としては、
「仕事量を減らす」しかないんだよね。
思い切って、仕事をお断りすることも必要だろうし、
慢性的に多忙な状態に入ってきたら、「仲間を増やす」しかない。
当事務所も、平成24年の開設後、平成25年に弁護士1名が加入し、
そして、本年(平成29年)から、さらに弁護士1名が加入する。
つまり、「仲間を増やす」ことで、1人当たりの仕事量を減らす作戦だ。
経営者から見れば、「時間を買う」ということだね。
健康を維持しながら労働できる時間は、年間2000時間程度。
だが、弁護士でも、年間3000時間以上働いている人はザラにいる。
まあ、好きでやっている分には健康は害さないのかも知れないが、
それでも、仕事のために犠牲になっていることは山ほどあるはずだ。
今年は、というか、今後はずっと、
「仕事に投じる手持ち時間は2000時間」
ということを肝に銘じて、「長時間労働禁止」を第一の目標にしたい。
我が家の一番の楽しみは、「家族旅行」である。
結婚して20年、毎年、数回は家族旅行をしてきたが、
ついに、昨年は、初めて、年間を通して一度も家族旅行をしなかった。
上の子が大学受験生ということもあったのだが、それに加えて、
仕事での多忙が重なり、ちょっとした小旅行にすら行けなかったのだ。
こうなってみると、やはり、「時間を買う」ことの大切さを痛感するし、
今まで、欠かさず、家族旅行をし続けてきて良かったなあとも思う。
子供が小さい時の思い出作りは、どれだけ金を積んでも実現できないからね。
まあ、新人弁護士の「2000時間の枠」は、
まだまだ「ガラ空き」なので、ジャンジャン詰め込んでもOKかね(笑)。
とにかく、弁護士全員が「2000時間厳守」を貫いて、
「心身ともに健康」な事務所経営を全うしたいものだ。
あくまでも、「売る時間」は「手段としての時間」であり、
「買う時間」こそが「目的としての時間」なんだよね。
私も妻も、今は、家族旅行に行けないストレスが溜まってる状態。
やはり、いくらお金が貯まっても、ストレスが溜まったのでは意味がない。
今年の夏こそは、大学生になった上の子を呼び寄せて、パーッと出かけたいね。
おーーっと、今度は、下の子が高校受験かあ………。
まあ、下の子の性格なら、家族旅行くらい付き合ってくれるかね(笑)。