243)神のいたずら
- 2017年5月27日
- 人生・趣味
こんなことって、あるんだ………。
何度も、見返したが、やはり、そうだ……。
A国立大学から届いた「成績表」。
言うまでもなく、2月下旬に娘が受験した時のもの。
国立大学に関しては、成績開示請求をすれば、
その年の5月になってから、成績表が届く仕組み。
なんと、なんと、なんと、
娘の成績は、合格者177名のところ、
「178位」!!!
いやあ、ビックリ。
「1番差」なんてね……。
そして、合格最低点と娘の得点との差は、
「0.5点」!!!
まあ、親もショックだが、
娘は、この現実をどう受け止めるだろうか??
泣き崩れるだろうか……。
B私立大学で「仮面浪人」すると言うだろうか……。
と、あれやこれや心配でならなかったが、
娘は、ケロっとしていた(笑)。
と言うか、今の大学生活が、
楽しくて仕方がないみたい(笑)。
ホッ、という感じだね。
それにしても、神のいたずらというか、
何と表現していいか分からないが、
A国立大学ではなく、B私立大学に行きなさい!!
という「見えない大きな力」が働いたような、
ホントに、不思議な気分だ。
娘の、今の生き生きした雰囲気を見ていれば、
B私立大学で「正解」だったと心底感じるけどねえ~。
思えば、娘が、突然、国立大学も受けると言い始めたのは、
高3の秋(笑)。
普通に考えれば、「えっ、今さら?」という感じだが、
娘をよく知る塾の先生からは、「大丈夫」と言って頂き、
結果的には、十分に「合格圏内」に食い込んだんだから、
「天晴れ!!」
と娘を褒めてあげたいものだ。
娘の「1番差」というのは、
究極の「惜敗」ということになるが、
私も、司法試験を「28番差」で落ちた経験がある。
当時は、今のような情報公開制度は無く、
どの程度の差で落ちたのか「闇の中」であったが、
6年ほど前に興味半分で開示請求をしたところ、
そのような「惜敗」であったことが判明した。
その時のブログは、下記のとおりである。
「77)司法試験の成績」
この時も「運命的なもの」を感じたものだ。
その「惜敗」した年の暮れ、私の母がガン宣告を受けた。
私の父は、昭和1ケタ生まれの典型的な家事ダメ人間。
曲がりなりにも一人暮らしの経験がある私が、
父の「家政婦役」を果たせたので、
何とか、乗り切れたという自負がある。
それに、父一人では、
この深刻な状況を受け止め切れなかったであろうとも思う。
結局、私は、父の世話や家事に相当な時間を奪われ、
大幅に勉強時間は削られることになったが、
次の年には無事に合格することができた。
私なりの心の整理ではあるが、
父に恩返ししてから、新たな人生をスタートせよ!!
という大きなメッセージを感じた次第だ。
そして、母がそういう状態だったからこそ、
私は、東海3県の司法修習を希望し、津への配属となった。
平成5年に合格していれば、
おそらくは、東京で就職していたであろうし、
何よりも、妻とも出会わず、
従って、娘のネタを今こうして書いていることもなかった。
まあ、幸せを満喫しようと思えば、
「過去」は全て「ベストの結果」と受け止め、
ひたすら「感謝」していくのみ!!
ということなんだよね。
それにしても、人生っていうのは、面白い!!!
ホントにねえ。