沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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243)神のいたずら

こんなことって、あるんだ………。
何度も、見返したが、やはり、そうだ……。

A国立大学から届いた「成績表」。
言うまでもなく、2月下旬に娘が受験した時のもの。

国立大学に関しては、成績開示請求をすれば、
その年の5月になってから、成績表が届く仕組み。

なんと、なんと、なんと、
娘の成績は、合格者177名のところ、
「178位」!!!

いやあ、ビックリ。
「1番差」なんてね……。

そして、合格最低点と娘の得点との差は、
「0.5点」!!!

まあ、親もショックだが、
娘は、この現実をどう受け止めるだろうか??

泣き崩れるだろうか……。
B私立大学で「仮面浪人」すると言うだろうか……。

と、あれやこれや心配でならなかったが、
娘は、ケロっとしていた(笑)。

と言うか、今の大学生活が、
楽しくて仕方がないみたい(笑)。

ホッ、という感じだね。

それにしても、神のいたずらというか、
何と表現していいか分からないが、
A国立大学ではなく、B私立大学に行きなさい!!
という「見えない大きな力」が働いたような、
ホントに、不思議な気分だ。

娘の、今の生き生きした雰囲気を見ていれば、
B私立大学で「正解」だったと心底感じるけどねえ~。

思えば、娘が、突然、国立大学も受けると言い始めたのは、
高3の秋(笑)。

普通に考えれば、「えっ、今さら?」という感じだが、
娘をよく知る塾の先生からは、「大丈夫」と言って頂き、
結果的には、十分に「合格圏内」に食い込んだんだから、
「天晴れ!!」
と娘を褒めてあげたいものだ。

娘の「1番差」というのは、
究極の「惜敗」ということになるが、
私も、司法試験を「28番差」で落ちた経験がある。

当時は、今のような情報公開制度は無く、
どの程度の差で落ちたのか「闇の中」であったが、
6年ほど前に興味半分で開示請求をしたところ、
そのような「惜敗」であったことが判明した。

その時のブログは、下記のとおりである。

「77)司法試験の成績」

77)司法試験の成績

この時も「運命的なもの」を感じたものだ。

その「惜敗」した年の暮れ、私の母がガン宣告を受けた。
私の父は、昭和1ケタ生まれの典型的な家事ダメ人間。
曲がりなりにも一人暮らしの経験がある私が、
父の「家政婦役」を果たせたので、
何とか、乗り切れたという自負がある。

それに、父一人では、
この深刻な状況を受け止め切れなかったであろうとも思う。

結局、私は、父の世話や家事に相当な時間を奪われ、
大幅に勉強時間は削られることになったが、
次の年には無事に合格することができた。

私なりの心の整理ではあるが、
父に恩返ししてから、新たな人生をスタートせよ!!
という大きなメッセージを感じた次第だ。

そして、母がそういう状態だったからこそ、
私は、東海3県の司法修習を希望し、津への配属となった。

平成5年に合格していれば、
おそらくは、東京で就職していたであろうし、
何よりも、妻とも出会わず、
従って、娘のネタを今こうして書いていることもなかった。

まあ、幸せを満喫しようと思えば、
「過去」は全て「ベストの結果」と受け止め、
ひたすら「感謝」していくのみ!!
ということなんだよね。

それにしても、人生っていうのは、面白い!!!
ホントにねえ。