293)幸せのための器
- 2020年6月1日
- 人生・趣味
今日6月1日は、
24回目の結婚記念日、かつ、
当事務所開設8周年となる日。
来年は、いよいよ、
「銀婚式」を迎える。
そして、再来年は、
当事務所開設10周年記念で、
パーッと、事務所旅行を!
と計画している。
まあ、シミジミと、
有り難い限りだね。
とは言え、
事務所経営としては、
しばらくは厳しい時代を迎える。
昨今の社会情勢により、
裁判所も長い間、全く動かず、
事務所にいる時間も随分と増えた。
結果、経営を顧みる機会も増えた。
4月末から、
正職員の一人が産休・育休により、
13ヶ月間の長期休暇に入った。
当然ながら、当事務所としては、
相当な戦力ダウンとなることは必至。
昨年は、何らの外的要因も無く、
私自身の売上がドンと落ち込み、
やや危機感を覚えていたところ。
加えて、今年はといえば、
言わずもがなの社会情勢により、
我々の業界もどんな影響を受けるか、
全く以て不透明な状態に陥っている。
感染症の「終息」自体は、
全国民の6~7割が感染するか、
ワクチン・特効薬が開発されるか、
いずれかの状態に至らない限り、
決して訪れないものらしい。
ということは、
どんなに楽観的に見積もっても、
ざっと、あと1年近くは、
こんな状態が続くということだろう。
そして、第2・第3の波も来る。
つまり、今のこの日常が、
まさに「ニュー・ノーマル」
であるのだ!と心得て、
日々の意識を変えていかねば。
特に、消費者相手のビジネスは、
ビジネス・モデルの抜本的転換、
というものが求められるはず。
本当に恐ろしいことだが、
多くの廃業や失業者が誕生する、
という結果に陥るであろう。
経営者の使命は、兎にも角にも、
「事業を潰さない!!」
この一言に尽きる。
当事務所も、
弁護士3名・事務員4名、
そして、その家族全員が、
「幸せになるための器」
として存在していると言える。
その器そのものを潰さないために、
「利益を上げる」
ことが「手段」として必要なのだ。
今からの2~3年は、
事務所経営も、まさに正念場だ。
人生の目的は、
「幸せになること」
であると言い切ってよかろう。
こういう名言もある。
幸福は人生の意味および目標、
人間存在の究極の目的であり、
狙いである。
(アリストテレス)
つまり、その幸せを得るために、
当事務所も存在するということ。
では、幸せとは何なのか?
一世を風靡した
「アドラー心理学」
によれば、
「幸せの3要素」
は、次の3つであると言う。
(1)自己受容
(2)他者信頼(所属感)
(3)他者貢献
一つ一つ見ていこう。
(1)自己受容
ありのままの自分自身が好き!
と思えること。
自分には存在価値がある!
と思えること。
これに似た偉人たちの名言。
自分自身を信じてみるだけでいい。
きっと、生きる道が見えてくる。
(ゲーテ)
人は自分自身の幸せの考案者である。
(ソロー)
私にとって最高の勝利は、
ありのままで生きられるようになったこと、
自分と他人の欠点を受け入れられるように
なったことです。
(オードリー・ヘップバーン)
過度にならない程度に
自己の能力を高く評価することが
幸福の一つの源である。
(バートランド・ラッセル)
僕は生きていることが幸せさ。
僕が僕らしくいられることが幸せなんだ。
(マイケル・ジャクソン)
(2)他者信頼(所属感)
良い人間関係を持っている!
と思えること。
自分には居場所がある!
と思えること。
これに似た偉人たちの名言。
世界平和のためにできることですか?
家に帰って家族を愛してあげて下さい。
(マザー・テレサ)
幸福というものは、
一人では決して味わえないものです。
(アレクセイ・アルブーゾフ)
国王であれ、農民であれ、
家庭に平和を見いだせるものが、
もっとも幸せである。
(ゲーテ)
愛する人の欠点を愛することのできない者は、
真に愛しているとは言えない。
(ゲーテ)
おまえは、他人のなかにある自分と同じ欠点を
むち打とうとするのか。
(シェークスピア)
(3)他者貢献
人や社会に貢献している!
と思えること。
自分には活躍場面がある!
と思えること。
これに似た偉人たちの名言。
人生は胸おどるものです。
そして、もっともワクワクするのは、
人のために生きるときです。
(ヘレン・ケラー)
自らも楽しみ、人々にも喜びを与える。
大切な人生をこうした心構えで送りたい。
(松下幸之助)
汝の幸せは、他人の幸せによって作れ。
(ヴォルテール)
たくさん持っている人が豊かなのではなく、
たくさん与える人が豊かなのだ。
(エーリッヒ・フロム)
社員の幸せのために経営する。
(塚越寛)
最後の塚越寛氏は、
「年輪経営」
で有名な「伊那食品工業」
の創業者である。
年輪経営というのは、
急激な成長ではなく、
樹木の年輪のごとく、
少しずつだが着実に成長する
というスタンスでの経営で、
何のための成長かと言えば、
社員を幸せにするため!!
ということなのである。
まさに、
当事務所がお手本にすべき
経営理念と言えるだろう。
当事務所の
弁護士・事務員全員が、
「自分大好き!」
となって、
「良好な人間関係」と
「社会貢献の場」を
心底実感して頂けるよう、
心機一転、頑張ってみたい!!
そして、私自身が率先して、
「幸せになる!!」
ということが肝要だ。
アドラーの幸せの3要素は、
すべてが「自分の思い(主観)」だ。
つまり、
幸せは、自分自身で作り出せる!
ということなんだよね。
最後に、私の大好きな名言。
幸せは、いつも自分の心が決める。
(相田みつを)