305)悲観は気分、楽観は意志
- 2021年7月4日
- 人生・趣味
有名な「幸福論」を書いたアランの言葉である。
アランいわく、
「悲観主義は気分によるものであり、
楽観主義は意志によるものである。」とのこと。
また、アランは、続けてこうも言う。
「気分にまかせて生きている人はみんな、
悲しみにとらわれる。否、それだけではすまない。
やがていらだち、怒り出す。」
「ほんとうを言えば、上機嫌など存在しないのだ。
気分というのは、正確に言えば、いつも悪いものなのだ。
だから、幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものである。」
また、ノースカロライナ大学の
バーバラ・フレドリクソン教授の研究によると、
「ポジティブ感情とネガティブ感情には黄金比があり、
3:1以上の割合であると自己成長につながり幸福感が高まる。」
ということらしい。
ネガティブな感情「1」が生じた場合、
ポジティブな感情「3以上」を抱くと幸福感が高まる!
ということなんだね。
この2つの見解を総合すれば、
「気分に流されているとドンドン悲観的になるので、
その3倍の勢いでポジティブな感情を意識的に抱き続ける!」
というのが、幸福になる近道ということだ。
この考え方は、今の世の中にはとっても大切だよね。
昨今の報道は、とにかくネガティブなことばかりだ。
この御時世で、妙に楽観的な報道をすると、
たちまち、クレームが舞い込むからね。
まあ、報道サイドは、ネガティブ報道をしておけば、
とりあえず、無難に過ごせるということなんだろう。
耳に自然に入ってくる情報がネガティブばかりならば、
我々の脳は、ドンドン悲観的になってしまう。
それならば、意識的に、意志の力によって、
自らを鼓舞して、楽観的な脳へと誘導する必要がある。
私の場合は、とにかく、家族と楽しく過ごす!
このことに尽きる感じだ。
家族との時間を意識的に楽しんでいれば、
私の脳は、ポジティブ感情に満たされている感がある。
意識的にポジティブ感情を抱く!
このことは、死ぬ直前まで、ずっと続けるべきだね。
ということで、世論的には、いろいろ批判はあるが、
個人的には、近く開催される五輪を心底楽しみたい!
きっと、開催されてしまえば、
日本全体の元気を取り戻す契機になるだろう。
そして、何よりも、
私自身のポジティブ感情の充電のためにもね。