44)早起きは100万円のトク?
- 2010年7月21日
- 人生・趣味
昔から、「早起きは三文の徳(得)」と言われる。
三文というのは、「二束三文」という言葉があるように、具体的な金額というよりも「わずかな金額」ということを表しているのだろうが、江戸時代の屋台のソバが16文ほどらしいので、まあ、100円未満という感じだろうか。
じゃあ、100円なんかいらないから、朝はゆ~っくり寝ていたい、という合理的な考えの人もいるかも知れないが、1年365日として、28年で1万日を超えるのだから、30年近く朝寝坊を続ければ、「100万円のソン」ということなのかも…。
なんていうことを考えていたら、「All About」で家計管理ガイドをしているファイナンシャルプランナーの山口京子氏が、「早起きの人は、そうでない人に比べて、平均して100万円も貯金が多い。」という記事を書いていた。
この統計は、KDDIなどの調査によるらしいのだが、まさしく、「早起きは100万円のトク」ということが統計的に証明(?)されたわけだ。
まあ、実際のところは、早起きできる人は「目的意識」がハッキリしているので、自然と、無駄遣いも減り、目的を持って貯蓄に励みやすい、ということなんだろう。
高齢者などで、どうしても自然と朝早く目が覚めてしまうという人じゃない限り、何の意味もなく早起きする人なんていない。
やはり、そこには何らかの「目的意識」が存在するはずであり、早起きを実践できる人は、それなりに強い「意志」を持っている、ということだ。
メジャーリーガーの松井秀喜選手が、星陵高校時代に山下監督から教わったという有名な言葉がある。
心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
私も大変好きな言葉だが、早起き(行動→習慣)の効用も、結局はこういうことなんだろうと思う。
本屋に行くと、早起きを推奨する本が山のように並んでいる。
私も、何度か、早起き生活を実践し、その都度、非常に充実した1日1日を送れたという成功体験(?)はあるので、早起きの効用は十分承知しているつもりなのだが、最近は、どうも早起きが実践できない…。
早起きすると、何よりも気分がいいし、心身ともに健康的になる。
それに、朝の15分は夜の1時間に匹敵すると言われるほど脳が良く働くので、仕事でも勉強でも趣味でも、朝の時間に集中してやるのが最高である。
頭ではイヤというほど分かっているつもりなのだが、なかなか行動に移せない。
ダラダラ生活でも作用する「慣性の法則」は、想像以上に手強いようだ。
私も5月末までは早起き生活を送っていたのだが、この前のW杯で、すっかり生活がメチャクチャになってしまい、今は貴重な朝の時間を毎日ドブに捨てている感じだ。
結局のところ、まだまだ私自身の「心」が変わっていない(本気じゃない)ということなんだろう…。
社会人になって約20年。早起きの収支計算は、やっぱりマイナスか…?
なんて、しょうもないことを考える前に、明日から早起きのトクをガンガン取り戻そうっと!